2019年11月4日

千早赤阪村主催・「吉本芸人による情報発信講座」に参加してきました。

 千早赤阪村で主催された千早赤阪村コンシェルジュ養成講座「芸人流!ひとの心をつかむコツ、伝授します。」に参加してまいりました。

 この講座は吉本興業所属で漫才に定評のあるコンビ span!のお二人から、情報発信の仕方やコミュニケーションの取り方について楽しくお伝えいただくという内容。

 そしてここで得たノウハウにより、千早赤阪村の地域活性のために役立ててみよう!という取り組みです。この講座において、弊社で企画・デザインを担当させていただいたガイドマップを使用しながら、span!のお二人が、楽しく笑いを交えながら、タメになるお話をしてくださいました。

 まずはお笑いコンビ SPAN!さんの簡単なプロフィールですが、生まれも育ちも大阪、根っからの大阪府住みます芸人とのこと。全芸人のあこがれの舞台、NGKにも定期的に出演しています。一度見たら忘れられない強面の水本さんとイケメンマコトさんの凸凹コンビ。この日もツッコミの水本さんは肩にボケのマコトさんを乗せるというお決まり芸を披露くださいました。

 このパフォーマンスによってコンビの凸凹さがとても鮮明になりつつ、あたたかいコンビ愛も感じる印象に残る芸だと感じました。プロの芸人さんやタレントさんたちの、こういった一発芸的なアピール術には緻密な計算が込められているので、わたしたちプロモーションに関するお仕事をしている人間にとってはそこから“なるほど!”とヒントをいただくことが多々あります。


 講義に入ると、もともと水本さんが塾の講師をされていたということで、さすが!と感じる進行でした。内容的には来ている方の自己紹介から始まり、自己アピール術・コミュニケーション術・様々なプロモーションや村のアピールに関するキャッチコピーの考え方などを、独自の視点で語ってくださいました。

 スライドを中心にお話が進められていったのですが、全体的にとにかく“聴く人の気持ちになって作られている”と感じたプログラム内容でした。少し話をしたら、誰かを当てて意見を聴くという繰り返しだったのですが、はじめの自己紹介だけで水本さんは全員の名前を覚えてくださり、その人に寄り添って質問をされている感じであったり、スライドの中身は工夫がいっぱいでとにかく聴く人を飽きさせない工夫が散りばめられていました。これはきっと“短い時間の中でツカミから始まり起承転結を作りつつ見る人を笑わせ続けて、オチに着地させる”という漫才というクリエイティブを作られているからこそ、これだけハイレベルな講義ができるんだろうなとお笑いマニア的な見方からそのように感じ、もはや感動するレベルでした!わたしもお客様に企画やデザインをプレゼンすることが多いのですが、この経験を活かせるようにがんばりたいです。

 正直、コンビのことは当日まで存じ上げていなかったのですが、これはきっとネタも面白いんだろうなと思って、帰ってから拝見すると、やはり面白かったです。(ちなみにM-1グランプリはラストイヤーで3回戦敗退とのことでした。残念!! )

 講義の中で、人というのは実は“言語要素(言葉の内容)から受け取る情報より、表情や声の大きさ・しぐさなどの非言語要素から受け取る情報の方が圧倒的に多い”というデータのご紹介があったのですが、やはりプロの芸人さんは、それを踏まえた自分の見せ方や、人の興味を惹きつける術をかなり計算して実践されているとあらためて実感したのですが、それはプロモーションや広告のクリエイティブに置き換えられる部分がとても多く、めちゃくちゃ良い刺激をいただきました。

 2時間半という時間の講義でしたが、個人的にはめちゃくちゃ早く過ぎ去ってしまい、もっと長い時間受けたいと思うほど楽しい時間でした。SPAN!のお二人、ありがとうございました!!