2019年8月26日

村おこしイベント「むらそにっく」を企画・開催しました。

 アドラクションと道の駅 ちはやあかさかのスタッフの方々を中心に、2018年より企画・開催している千早赤阪村のあらゆる“おもしろいものやうまいもの”が集まるイベント“むらそにっく”について語りたいと思います。

むらそにっく2018 オープニングの様子

 日頃から村の方々との会話の中で、“もっとこの村の良さを多くの方々に体験してもらいたいね”という話題に割としょっちゅうなります。“名物を作って発信していこう”だったり、“体験イベントを開いて、まずは村に興味を持ってもらうきっかけを作ろう”であったり。

 地域活性活動が今、日本中のあらゆるところでどんどん活発化しているので、きっといろんな場所で同じような会話がされていることでしょう。そんな中、自分たちもなにかしたい!という気持ちがずっと昔からありました。

道の駅 ちはやあかさか

 そして2018年のとある日。ふと思い立って、頭の中に膨らんできていた企画をざっくりとした資料に落とし込み、ロゴマークのデザインを作成させていただいたり、いつも親しくさせていただいている道の駅ちはやあかさかに持ち込ませていただきました。(道の駅 ちはやあかさかは、“日本一かわいい道の駅”というキャッチフレーズを持つ、日本で一番小さいけどとてもステキな道の駅です。)
 その段階では、道の駅ちはやあかさかを舞台とし、村のおもしろい芸を持った方々に集まっていただき演芸大会を開くという内容のものでした。

村長にも登場いただいた、むらそにっく2019の様子

 なぜこのようなイベントを開きたいと思ったかというと、千早赤阪村民の中には“おもしろくてあたたかいおっちゃんおばちゃんが多いと日常的に感じていたから”でありました。自分自身、お笑いがめちゃめちゃ好きで、あらゆるネタ番組をチェックしているお笑いマニアなのですが、そういうプロの方々が作られた笑いとはまた違う類のおもしろさを炸裂されるパワフルなおっちゃんおばちゃんが多くいると感じており、このおもしろパワーを地域活性に活かせないだろうか?と考えたためです。

 大阪といえば全国的に“お笑いの街”として認知されています。その大阪の中に唯一の村があり、そこに存在するおっちゃんおばちゃん。その方達が繰り広げる、自由な芸。なにが正しいのかを見失いそうになるこの時代に、その自由さがかもしだす空気感に癒されるなにかをいつも感じており、“それを発信したい”というのがこのむらそにっく立ち上げの動機であり、そうしてかもし出されるなにかこそが、きっと千早赤阪村の良さなんだろうと思ったのです。

 そしてそんな想いを実現するべく、道の駅ちはやあかさかのスタッフの方々がすさまじいネットワーク力で、千早赤阪村の村長をはじめ多くの村人の皆様からあっという間に多くの出演承諾を取ってくださりました。

 南京玉すだれや盆踊りなど、村に受け継がれてきた伝統芸をはじめ、知り合いの犬同士を結婚させたい!という声から生まれた“犬の結婚式”や村のおっちゃんが作ったオリジナルゲーム“生歌イントロドン”、こわい話選手権があるたびに村に勝機を祈りに来る謎の噺家・山猫さんによる“こわ〜い話”をはじめ、村ならではの“なににも染まっていない”自由で面白い演目の開催がたくさん決定!

 さらにイベントの楽しさを最大限に高めるため、村のおもしろいものにプラスして、村のおいしいグルメも集めようと、いろんなお店にも出店依頼をお願いし、イベント企画を練り上げていきました。


 さらにはお子様をはじめ幅広い層の方々に楽しんでもらえるようにしよう!と亀やふくろうなど、村の動物たちにも来てもらうことに!

 こうして進められてきたイベントに“むらそにっく”と名付けたのは、なるべく大阪市内など幅広い範囲の方々に村に興味を持っていただきたいと考えた、プロモーション戦略のひとつです。たぶん“村人演芸大会”的なネーミングでは興味を持ってもらえないと考えたためです。

 弊社で担当させていただいた集客用のチラシも、従来の千早赤阪村のプロモーションにはなかった独特なテイストにすることで、幅広い方のアンテナにヒットさせることを狙いました。

むらそにっく チラシ 表面
むらそにっく チラシ 裏面

 そんなこんなで開催したむらそにっくには千早赤阪村ならではの個性的で魅力的な演目に溢れ、大盛り上がり。これまで道の駅にこんなに人が集まっているのを見たことがないぐらい、多くのお客様に足を運んでいただくことができました。

 2年目には公式WEBサイトのデザインも作成させていただき、プロモーションのさらなる後押しをさせていただきました。

むらそにっく WEBサイト

今後もこのイベントを可能な限り続けていき、千早赤阪村の魅力をおもしろいカタチで発信していきたいと思っております。このコラムを読んで興味を持たれた方は、ぜひむらそにっくにお越しください。損はさせません!

ちなみに自分も村ネタ漫才コンビ“チハヤアカサカ”を結成し、出演。
実は自分が一番楽しんだのでした。(笑)