- 制作のプロセスで生まれた多くのデザインをすべてご提示し、 そこから絞っていく進行プランのもとデザインを制作。
株式会社ABCライツビジネス様の事業案内パンフレットをデザインさせていただきました。
・サイズ／A4
・ページ数／4P
ABCライツビジネス様は朝日放送のグループ企業で、グループの資産を活用したライセンス事業をはじめ、映像・音楽・ライブイベントなど様々なエンターテイメント事業を展開されている企業です。
いただいたデザインのご要望は“エンタメ会社っぽくワクワクするイメージを出してほしい”ということでした。
それをお聞きしてまず思ったのが、“多くの表現方法が考えられるテーマである”ということでした。
案件のテーマや内容によっては、表現上の制約やレギュレーションがあってアイデアを出しにくいこともあるのですが、直感的にこのケースは出しやすい感じがしていました。
頭の中に浮かんだ“エンタメのワクワク感”を表現するために、まずは表紙のデザインをいろいろと検証したところ案の定、自然と多くの案が浮かびあがってきました。それらを全部並べてみると、想定していたよりたくさんのパターンに。
“これは攻めすぎかな？” “企業サイトとイメージがリンクしているのもありだな” “こういうベタなのがもしかしたら好まれる可能性もあるな”・・など、それぞれ制作意図や狙いの違いはあれど、どの案もポイントは抑えてあるのでどれを出そうか絞りきれないという状況に・・。
しかし、それをそのままお伝えする感じで、“全部いったん出してみよう”ということにしました。
デザインの選定には人それぞれ・会社それぞれの好みも影響します。
ABCライツビジネス様ははじめてのお取引だったこともあって好みがつかめていない状態であったため、こちらとしても1〜2案に絞ることで外してしまう可能性もあります。そこで複数案からセレクトして絞っていただく進行方法がベストであると判断したのでした。
結果、クライアント様には“多くのご提案をありがとうございます”と喜んでいただくことができ、社内の方々にもご意見を聞いて案を絞っていただくということになりました。
そうして社内の方々にもご意見をいただいたところ、２つの案で大きく意見が分かれる状態となりました。
ここからさらに検討を重ねた結果、最終的には多くの案の中でも特に攻めたデザインをチョイスされました。
カラフルなスパークが、企業キャッチフレーズの“Spark Your Curiosity 〜好奇心を揺さぶる企業へ〜”の意味とマッチする、とてもかっこいいデザイン。こちらのトーンに合わせる感じで裏面・中面のデザインを進行し、全体が完成しました。
こうして完成した事業案内パンフレット。ワクワク感を詰め込んだデザインが、企業に良い効果をもたらしてくれることを願っております。
