企業の強みをビジュアル化。ブランディングを大切に制作した会社案内。

津守合金製作所様

<制作体制>

アートディレクター兼デザイナー(1名),カメラマン(1名),カメラマンアシスタント(1名)
 
ポイント
  • 企業の強みを凝縮したビジュアル(VI)を制作し、印象的な表紙に。ブランディング効果の高い会社案内になるよう戦略的にデザイン制作しました。

 プレジャーボート艤装金物を中心とするステンレス・銅合金 および 樹脂製品等の設計・製造および販売を事業とされる津守合金製作所様の会社案内冊子の企画・デザイン制作を担当させていただきました。

<サイズ/ページ数>
A4(横型)/12P


初回のお打ち合わせ

 本案件は、津守合金様から「会社案内の制作についてご相談したいです」とお問い合せいただいたところからスタートしました。

まずは、ご相談内容の詳細をお聞きするため、津守合金様へお伺いしました。
津守合金様は、弊社の堺オフィスからなんと徒歩5〜10分という近さ。近いということもお問い合わせいただいた理由だったようです。

お伺いすると、今回の会社案内を作成されたい目的や対象となるターゲットなどを細かく資料にまとめておいてくださり、デザインのご提案をさせていただくのに必要なヒアリングがとてもスムーズに進みました。

ちなみに津守合金様は過去にも別のデザイン会社様で会社案内を作成された経緯があられたのですが、そこから修正やアップデートされたい内容もお聞きし、まずはデザインのコンセプトを考えさせていただくお時間をいただきました。

そこからしばらくの間、「津守合金様の強みをどんなビジュアルで表現するのが良いだろうか?」と考える日々が始まりました。散歩中、食事中、テレビを見ている時、風呂に入っている時など、頭の中であれこれ考えていました。

「歴史のある企業であり、プレジャーボート艤装金物の設計・製造および販売という専門性の高い事業」。
会社案内で特に重要な表紙でこれを1枚のキービジュアルとして印象的に伝え、なおかつ確かなブランドイメージを訴求できるような、そんな会社案内にしたい。そう考えて作り出したビジュアル(デザインラフ)がこちらです。

この会社案内はA4横型の仕様なのですが、こちらは表紙を開いた際のイメージとなります。(部品はこの段階では仮のイメージとなっています。)

津守合金様の半世紀以上という長い歴史と、専門性の高い設計力が凝縮されたもの…
それは「これまでに作ってこられたすべての製品たちだ!」という考えが、あれこれ考えた果てに降りてきました。
そのさまざまな色や形の部品たちをたくさん並べてひとつのビジュアルにすることで、津守合金様の強みが伝えられると考えました。

また、中面についても会社情報や製作実績をまとめた構成も作成。


 後日これらをご提案したところ、デザインのコンセプトや方向性を気に入っていただけました。
表紙のビジュアルに関しては「実際の部品になるとどんな感じになるんだろう?」ということで、試し撮りしてみましたが、なかなか良い感じになりそう。ということで、この方向でデザイン制作を進めていきました。




念密な計画のもと、撮影。そしてレタッチ作業。

 デザインコンセプトが決定したので、ここからはこのイメージをいかに完成度の高いビジュアルとして作り上げるか?になってきます。

ということで、ここからはプロカメラマンにチームに入っていただき撮影をおこなっていきました。
部品の並べた時のバランス、光の当たり方など細かなレベルでベストな見え方を探りながら検証していきます。
(撮影:賀前写真事務所)


 念密な撮影によって作り上げた画像に、さらにレタッチ作業を加えて色味などを微調整。
まずは表紙を完成させました。
(左側から右側にいくにつれて、歴史の古い製品→新しい製品の順番に並べたのもこだわりのひとつです。)



そして引き続き表紙以外の全ページも統一感あるテイストで作成し、会社案内を完成させました。


このように色味の細かな精度にこだわって作成した制作物であったため、印刷前には色校正をおこないました。


色校正を経て、印刷物が完成し、納品させていただきました。
魂を注いで完成させた制作物を納品し、喜んでいただけた時の嬉しさはひとしおでした。

また納品からしばらく経ったころ、津守合金様からこの会社案内を配布いただいた反響として、多くのお客様から好評のお声をいただけているというお喜びの声をいただくことができました。

そしてこの会社案内から派生するかたちで津守合金様のWEBサイトの制作も引き続きご依頼いただき、作成させていただきました。
こちらも以下ページでご紹介しておりますので、もしよければご覧ください。

津守合金製作所様 法人向けWEBサイトはこちら