- イラストと写真をミックスさせながら親しみと先進性を感じさせるデザインに。
また、『社員インタビューページ』の見せ方に特に注力。インタビュー文章を整然と並べるのではなく、社員の表情を色んな角度から切り取ったイメージを交えながら見せるレイアウトで、読み手を惹きつける画面に。
こんにちは。代表の伏見です。
今回ご紹介する制作物は、IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営する教育機関であるデジタルハリウッド株式会社様の2024年度 新卒採用サイトです。
<サイトURL> https://rdlp.jp/archives/otherdesign/lp/216298
弊社ではデザインからコーディングまでを担当させていただきました。
案件スタートの際、先方のほうで提案依頼書をご用意いただいており、そこにはサイトの構成をはじめ、実現したいことや求める人物像などの情報・参考サイトのピックアップ資料など、与件を的確にまとめていただいていたので、その内容を丁寧に汲み取ることを心がけながら案件を進行していきました。
サイト制作における課題
サイト制作によって実現したいこととして、“ターゲット層ではない学生が集まりやすいため、その点においてミスマッチを減らしたい。”という課題があげられました。会社説明会に来て、初めて自分のイメージと会社の実態のギャップに気づく方が多く見られる状態であったためです。
この点を解決するためには、現場の実態をきっちりとリアルに伝えることが大切です。
企業のイメージについては、デザインする際のフォント選びやレイアウト・色の調整・アニメーションの付け方などにこだわることで、外部から客観的に見てギャップのないように企業カラーを表現しなければいけません。
このサイトでは、そこをしっかりと押さえることはマストとしながら、サイトの重要コンテンツである“社員インタビュー”の見せ方に特に注力してデザインを固めていったので、そこをピックアップしながら、制作ポイントを解説していきます。
写真へのこだわり
このサイトの重要コンテンツである社員インタビューは、掲載人数を増やしながらアップデートしていっているのですが、記事原稿の内容がそれぞれの仕事に対する想いや感情がリアルに表現されたものになっているため、それをしっかりと読んでもらえるようにしたいと思いました。そうすることで、現場のリアル感を感じてもらえると思ったからです。
そのため、ただインタビュー文章を整然と並べるのではなく、社員の方の表情を色んな角度から切り取ったイメージを交えながら見せることで、読む方を惹きつける画面にしたいと考えました。
「背景をぼかしてほしい」
「画面上で横並びにする写真についてはアングルや光の当たり方・写真のトーンを合わせてほしい」
「縦型・横型のそれぞれのカットがほしい」
こういったこちらからの要望に対して先方は忠実に撮影してくださり、現場の空気が伝わるきれいな写真をご提供いただけました。お忙しい中、撮影にご協力してくださった社員の方々にも、たいへん感謝しております!
デザインへのこだわり
こうして良い写真を入手できたことで、デザインにもいっそう力が入りました。
社員インタビューの記事内容は、「入社理由」「苦労した経験」「今後挑戦したいこと」「メッセージ」など、様々な質問に対してお話していただいている構成となっているのですが、デザインの工夫として、その内容ごとにしっかりとマージンを取ってゆったりと見せています。
また、「文字の大きさや行間を細かく調整する」、質問内容はオレンジ色の細い罫線をあしらいにすることで「さりげないポイントを品良く作る」など、とにかく内容を読みやすくすることにこだわっています。
結果的にこの社員インタビューセクションは、サイトの中でも特に魅力的なデザインにすることができたと感じています。
サイト制作を終えて
サイトの公開後には、先方から「社内外からとても好評です」「エントリーも予定どおり集めることができました」というお声をいただくことができました。
こうした自分の中でも手応えのあるサイトを作成することができたのも、RFPのご準備や撮影のご協力など、先方の多大なるバックアップによるところが大きく、案件をご依頼いただき、制作にも惜しみなく協力いただいたデジタルハリウッド株式会社のみなさまには、本当に感謝です。ありがとうございました!
サイトを通じて、さらに会社を盛り上げてくれる社員さんが入社されることを願っております。